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【スパイダーマン(2002)】スパイダーマン映画が充実している今だからこそ観る【ネタバレ有無感想】

スパイダーマン映画が充実している今だからこそ観る

 

第1回目のレビュー記事ということで、何をレビューしようかと考えました。

 

最新の映画、1番好きな映画……そもそも映画に拘らずともアニメやドラマ、

ゲームにマンガと日常的に触れているコンテンツは溢れかえっていました。

 

それでも悩むこともなく、すんなりと決まったのがこれ。

 

スパイダーマン(2002)

 

いわゆる「ライミ版スパイダーマン

僕の人生に大きな影響を与えた映画です。

 

 

 

ざっくりあらすじ

主人公のピーター・パーカーは冴えない高校生。

社会見学で行った大学の研究室で遺伝子改良された蜘蛛に噛まれてスパイダーマンになる。

色々あって正義のために能力を使おうと決心する。

そこにグリーン・ゴブリンという怪人が現れ対峙することになる。

ネタバレ無し感想

スパイダーマンの実写映画は大きく分けて3つのシリーズがあります。

 

サム・ライミ監督、トビー・マグワイア主演の「スパイダーマン」シリーズ

 

・マーク・ウェブ監督、アンドリュー・ガーフィールド主演の

 「アメイジングスパイダーマン」シリーズ

 

ジョン・ワッツ監督、トム・ホランド主演の「スパイダーマン」シリーズ(MCU)

 

違いやMCUに関しては一旦置いといて、演じている人が違うけれど

どれもピーター・パーカー(スパイダーマン)が主人公であることと、

この記事は1番古いシリーズの1作目の記事だってことだけ頭に入れておいて下さい。



公開当時、小学生だった僕は父親と弟と映画館にこの映画を観に行きました。

父親が洋画好きで、家でよくビデオを観ているのを横でみていましたが、

映画館で洋画を観たのはこれが初めてだったと思います。

 

結果どハマり。

紆余曲折ありましたが、今ではアメコミ大好き人間です。

 

元々優劣をつけるつもりはありませんが、

総評としては今見返しても「アメイジングスパイダーマン」や

MCUスパイダーマン」と比べて脚本が素晴らしいと思いました。

 

CGのクオリティに関しては当時の最新ですし、

今となっては少し古臭い演出もありますが、

それを補うだけの丁寧な脚本が作品の完成度を高めています。

 

スパイダーマンの映画が多くてどれを観ればいいか分からない」と言う人には、

「何を重視したい?」と確認して「ストーリー」と言われたら間違いなくこれを勧めます。

 

スパイダーマン(2002)」のトビー・マグワイア演じるピーター・パーカーは

他シリーズと比べ、1番悲壮感が出ています。

 

ウジウジしているところ、何でもかんでも自分一人で背負おうとしているところ、

責任という言葉に押し潰されそうなところ、

好きな女の子に対する童貞臭い言動……1番よく描かれていると思います。

 

そんな彼がヒーロー活動と私生活をバランス良く、

そして要領良くこなせないという葛藤がシリーズを通しての大きなテーマだと思います。

(良くも悪くも他のシリーズではこの辺の描写は比較的薄いです。)

 

では、今作のテーマは?

色々あると思いますが、僕は「父親」だと思います。

両親を失っているピーターにとって、父親代わりのベン伯父さん。

ハリーにとっての父親であるノーマン。

それとMJの父親も……。

三者三様の父親が子にどのような影響を与えたのか、注目ポイントだと思います。

 

ネタバレあり感想

ヒーロー映画のパート1というのは、基本的にヒーローのオリジンを描くものです。

(最近のユニバース物は例外が多いですが……)

 

この作品も例外ではありません。

オリジンが非常に丁寧に描かれており、

スパイダーマンとして活躍するまでに作品の半分程の時間を要しています。

 

だからこそ冴えないピーターが蜘蛛に噛まれてからの

いじめっ子撃退、賞金プロレス、強盗追跡と

アクションシーンが増えながら生活が激変する様はカタルシスを感じざるを得ません。

 

そして、今回のヴィランであるグリーン・ゴブリンについて。

軍事企業の社長が社運のかかった案件であるパワー増強剤の完成を急いて自身で人体実験。

不完全だったそれにより別人格が芽生え、

同時に開発を進めていたパワースーツとグライダーでグリーン・ゴブリンになります。

それがピーターの親友であるハリー・オズボーンの父親、

ノーマン・オズボーンだからタチが悪い。

 

スパイダーマンとしてグリーン・ゴブリンと対峙し、ピーターとしてノーマンと接触する。

最初はお互いに正体を知らずとも、スパイダーマンはすぐに気付かれてしまい、

ピーターの周囲の人たちが危険に晒されます。

 

ヒーローが素顔を隠す理由が分かりやすく描かれていますね。

 

僕がこの作品で1番好きなシーンは、

グリーン・ゴブリンがスパイダーマンを眠らせて誘拐、

寝起きで朦朧としているスパイダーマンに仲間になれと言うシーンです。

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グリーンゴブリンがスパイダーマンを誘うシーン

 

この作品はグリーン・ゴブリンの言動がとてもコミカルに描かれていますが、

このシーンではそれが顕著に描写されています。

 

死闘を繰り広げる二人ですが、

ここでは眠そうにしているスパイダーマン

屋根に肘をついてスパイダーマンの頭を軽く叩くグリーン・ゴブリンが微笑ましい絵面です。

 

また、その直前にデイリービューグルという新聞社での場面がありますが、

ぜひ注目してみてほしいシーンです。

 

ジェイ・ジョナ・ジェイムソンという編集長は、

普段からスパイダーマンの写真を売りに来るピーターに辛辣です。

 

しかし、襲撃してきたグリーン・ゴブリンに

スパイダーマンの写真を持ってくる人物について問い詰められたとき、シラを切ります。

 

あれだけピーターに対して冷たいのに、

自分の命が危なくなってもピーターを売らなかったのです。

大人として子供を庇ったのか、編集長として将来有望なカメラマンを庇ったのか、

この人がただの意地悪な人ではないということが分かる重要なシーンです。

 

話が少し逸れてしまいました。グリーン・ゴブリンの話に戻りましょう。

彼は大企業オズコープの社長であるノーマンにとって都合の悪い人たちを殺していきます。

 

最初の対象はライバル企業のクエスト社なのですが、

実験中のクエスト社製パワースーツが映ります。

 

え? グリーン・ゴブリンが装着してるオズコープ社製の方が良くない?

 

垂直に飛んでるシーンだけしかありませんが、そんな印象。

会社及び社長の信用問題でオズコープは選ばれなかったのでしょうか。

 

さて、ラストの対決シーンについてですが、

追い詰められたグリーン・ゴブリンは

スパイダーマン……というよりピーターに正体を明かして命乞いをします。

 

そのとき、父親のいないピーターに対して

自分が父親代わりであろうとした的な発言をします。

当然ピーターは激怒。自分の父親はベン伯父さんだと言います。

 

その後、事故のような形で死んだグリーン・ゴブリンをオズボーン邸へ運ぶスパイダーマン

ハリーに見られ、スパイダーマンがノーマンを殺したと勘違いします。

 

ハリーはノーマンがグリーン・ゴブリンであることを知りません。

父親を殺された悲しみは、伯父さんを殺されたピーター同様、怒りに変わります。

 

グリーン・ゴブリンを倒すことで生まれる親友との複雑な因縁は、

その後の2作品に大きな影響を与えるのでした。

 

スパイダーマンとグリーン・ゴブリンの話を中心に語りました。

本当は好きな俳優が演じているハリー・オズボーンについても語りたいですが、

ハリーの話ではなくジェームズ・フランコの話になりそうです。

 

唯一の残念な点といえばヒロインでしょうか。

なにかと評判の悪いライミ版MJ(メリー・ジェーン・ワトソン)ですが、

演じるのはキルスティン・ダンスト。僕は美人だと思います。役者は悪くありません。

 

しかし、3回も好意を向ける相手が変わると印象は良くないでしょう。

 

序盤に付き合っていたいじめっ子のフラッシュに関しては、

嫌そうにしていたり卒業を機に振っていたので(在学中に振るとその後の学校生活で何されるか分からないので)嫌々付き合わされていたのではないかと僕は考えます。

 

ノーマンがハリーに「MJはやめておけ」と忠告した後、

MJがピーターの手を握っているのを見たハリーが「父さんが正しかった」と涙します。

 

ノーマンが大企業の社長という立場に上り詰めるまでに培ったカリスマ性等による発言なのか、感情に任せたただの罵倒だったのかは分かりませんが、

MJについて考える際の材料になりそうです。

 

この勢いで2と3を観たいところですが、次回は違う作品のレビューをしたいと思います。

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。