ふじちゅんブログ(仮)

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【ハーリーン】DCのコミックを初めて読んでみた件【ネタバレ有無感想】

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んにちは、ふじちゅんです。

始めに言っておきますが、僕はマーベル大好き人間です。

(ニワカでミーハーの自覚はありますががが)

 

どれくらい好きなのか、マーベルのどのキャラや話が好きなのか、なんて話はまた別の機会にやるとして……。

 

今回はタイトル通り、DCのコミックを初めて読んでみたよって話。

 

 

ちなみに映画は数作観てますので、世界観はなんとなく分かってるつもりです。

※観たのはバットマンダークナイト三部作、ワンダーウーマン、スーサイドスクワッド、グリーンランタンくらい。



さて、初めてのDCとして選んだ作品は「ハーリーン」です。

 

人気ヴィランのオリジンということで必要な予備知識が少なくて済みそう。

 

そして絵が綺麗(ここ重要)。

 

邦訳済みの代表作「サンストーン」で知る人ぞ知る「ステファン・セジク」が描いてます。

この人のイラストメイキングをYoutubeで見たんですけど、ラフとか線画を飛ばして色で形を作って描いてるんですよね。(全てではないですが)

グリザイユ画法とも違って、もう素人の自分では上手く説明出来ないので興味のある人は見に行ってくださいとしか言えません。



■ざっくりあらすじ

 

ハーリーン・クインゼルという犯罪心理学博士が犯罪者の心理分析の研究をしている。

ウェイン財団(平たく言うとバットマン)のバックアップでヴィランの沢山いるアーカムアサイラムという精神病院で働きながら研究出来ることに。

そこでジョーカーと出会う。



■ネタバレ無し感想

 

映画「スーサイドスクワッド」内でもジョーカーとハーレイの出会いとハーレイのオリジンは描かれてましたので、「ハーリーン」はそこを掘り下げた感じの作品と言えば映画を観ただけの人には伝わるかも。

 

「スーサイドスクワッド」でも前提として、ゴッサムシティでバットマンが悪と戦っている(特にジョーカーとは因縁の関係)という予備知識は欲しいところですが、今回の「ハーリーン」に関しても同様のことが言えるでしょう。

 

それくらいの予備知識で十分に楽しめました。

 

主人公のハーリーンが精神病院のアーカムに収容?されているヴィランとやり取りをするので、彼らについての予備知識(どんなヴィランなのか)もあれば一層楽しめるかもしれませんが……それを言ってしまうと今度は「バットマンとジョーカーに関する予備知識は?」とか「ゴッサムシティとは?」とかキリがないので割愛しちゃいましょう。

 

僕はアメコミはそれくらいのノリで読むのが丁度良いってスタンスです。



ここから内容の話。

 

まず、ジョーカーがイケメン過ぎて驚きました。

映画では白塗りのオッサンくらいの認識でしかなかったですし、恐らくコミックも描く人によるんでしょうけど、今作では登場人物の中で一番ビジュアルもかっこいいと思いました。

 

ビジュアルだけではありません。

ハーリーンが接する中で見せる言動や表情がかっこいいの一言で表すにはもったいないくらいです。

 

それが強調されるのはやはり物語がハーリーン視点だからでしょう。

彼女に見せる顔を彼女が見た通りに描写されているんですから。きっとハーリーン補正ってヤツです。

 

ハーリーンは早い段階でジョーカーを意識するんですけど、その意識が恐怖(や研究対象として)から好意に変わる過程がすごく丁寧に描かれていると思いました。

 

恋愛小説を読んでいる気分になり、感情移入からか「自分もジョーカー好きかも」と思うようになりました。

でも今まで映画を観てきた中で(言うほど網羅してませんが)ジョーカーを好きになることは無かったので、たぶん「ハーリーンに接するジョーカー」が好きなのかなぁと。

 

ハーリーンではなくハーレイクインに接するジョーカーは今作では(ほぼ)描かれていません。

だからそこはちょっと興味があって、ハーレイクインとジョーカーの話の邦訳本をちょっと探してみようかな、なんて思ってたりします。

 

次を探そうと思えた点では今作を初めて読むDCのコミックに選んで正解だったかなって思いました。

 

DCの作品が面白いなんて分かり切ってたことなんですけどね。

お金も時間も有限だから、避けてただけなんです。

 

ちなみに今作、作者的にも表紙的にもエロティックに描かれてると思われがちですけど、直接的な描写はありません。

精々下着姿やジョーカーがハーリーンに覆いかぶさっててジョーカーの背中側からの描写程度でしたので、警戒してる人はご安心を?



■ネタバレあり感想

 

「誰もが善人の仮面を被った怪物」というジョーカーの考えが深いと思いました。

 

ヒーローとヴィランのいる世界観だからこその台詞ではありますが、現実の世界でも似たようなことが言えるんじゃないかなって。

※具体例は控えますが。

 

僕はこの「仮面」というテーマが好きなのでこのジョーカーの話を聞けて(読めて)それだけで価値があったと思えました。(超個人的)

 

「仮面」って物理的なものとは限らないじゃないですか。

誰もが生活の中でオンとオフがあるように仮面の着脱をしてると思うんです。

それが一つとは限らなかったり、ヤバイ仮面だったり、本人が意図してなかったりと、そういうの考えると面白いなって日頃から考えてます。

 

閑話休題

 

ハーレイクインのオリジンと共にトゥーフェイスのオリジンも描かれてました。

こちらも映画のダークナイトを観ていたので予備知識はありましたが、無くても問題ないかと。

 

ハーリーンと意見は食い違えど、同じ立場からどちらも人殺し(ヴィラン)になり……とハーリーンの物語の裏でもう一つの物語が動いている感じで読んでて飽きませんでした。

対峙するのも最初と最後とで、二人にとって重要なイベントですね。

トゥーフェイスは元が善人ということもあり、映画でもそうですけど最後はちょっと哀れというか死んでもスッキリしないんですよね……。

 

ハーリーンを生かすか殺すかをコイントスで決めて殺せなかったからって3回コイントスしようとしたのには笑いましたが。

 

あと、結局ジョーカーはアーカムアサイラムから脱出するためにハーリーンを利用したのか、ジョーカーも本気でハーリーンに恋をしたのかっていう謎を残して終わったんですけど、最初は利用するつもりで途中から本気に……ってところが無難なところかなぁと。

 

ブルースとアルフレッドで意見が割れる(アルフレッドはキスが演技に見えないって言っただけですけど)ところもまた面白いし、なんだかこのシーンだけで2人のキャラクター性が見えた気がします。

 

夢の中でハーレイクインになる描写は本編中にあるんですけど、最終的にハーレイクインになったハーリーンの描写は最後の最後だけです。

鏡の中に正気のハーリーンがいるんで、閉じ込めてるだけで完全に正気を失ったわけじゃないのかなって思うと、犯罪者を救えるというハーリーンの当初の考えは(ハーリーン自身に対しては)正しかったのかもしれません。

※救えるかはともかく、可能性の話。

 

ジョーカーや他のヴィランにも閉じ込められた正気はあるのか。彼らを救うことは出来るのか。

バットマンを永遠に悩ませることになりそうです。

 

個人的に最後のムチムチのハーレイクインは好きです。

絵で選んだ部分もありますが、正解だったなってここでも思ったり。

 

他にも登場するヴィランも魅力的に描かれてて気になりますね。

特にポイズンアビーとキラークロックは活躍する他のコミックも読んでみたいです。

 

おしまい。