こんばんは、ふじちゅんです。
東京コミコン2020はオンラインでの開催となりましたが、参加されたみなさん如何でしたでしょうか。
ちなみに筆者は私事で忙しく、参加出来ませんでした。
※忙しくなければ参加したのか? という疑問は置いといて。
個人的に今回の東京コミコンで気になったのは、ゲスト俳優のサイン会(対面で私物に書いてもらえないのは個人的に微妙)と物販(通販だとイベント会場と違って冷静に買い物出来てしまうのでそんなに買わないと思われる)と一部のトークショーくらいかなぁといった感じでした。
カッコ書きしてる通り、気になるけど微妙な感じ。
忙しくなければレポート記事を書くために参加したかもしれませんが……
ところで、アーティストアレイはどんな感じだったのでしょうか。
有料チケットを購入しないとコミッション依頼、原画やプリントの購入が出来ないとかだったんですかね。
オンラインだからこそ、もっと有名というか最近人気のアーティストなんかを呼んでくれたらいいのにと思ったり。
さて、参加しなかった人間のボヤキはここまでにしましょう。
兎にも角にも、ShoProBooksの「邦訳アメコミ試し読み」と「今後の邦訳新刊発表」に注目した人はかなり多いと思います。
そして電子書籍やマーベル独占契約……今後の動向から目を離せない話題が雪崩れ込むように発表されました。
■試し読みについて
3日に分けて計30冊の邦訳アメコミを期間限定で無料公開という思い切ったキャンペーン。
と言っても丸3日間公開していたわけでもなく、アクセス集中により快適に読めなかったので30冊全て読んだ人はほとんどいないのではないでしょうか。
もしも期間中に30冊全て読んだ人がいるのであれば、素直に「アンタすげぇよ」の一言です。
筆者は忙しいなんて言いながら読めるだけ読みたいと思っていたのですが、結局3日間で2冊しか読めませんでした(しかも1冊は流し読み)。
せめてTwitterで頻繁に見かけたオススメ(主にバットマン)は全部読みたかった……
オンラインでの東京コミコンということで行われた今回のキャンペーン。
来年の東京コミコンがまたオンライン開催にでもならない限りもうやらないんじゃないかなぁと思います。
それでも普段アメコミを買わない人(もしくは買うジャンルが固定されている人)に新規開拓の機会を与えて購入に繋がるかもしれない絶好の機会なわけですし、全編公開とまでは行かずとも試し読みはまたやって欲しいです。
そのときは何卒サーバーの強化を……
■新刊発表について
※筆者はマーベルファンなのでDCの話は飛ばします。(ごめんて!)
今回発表されたラインナップは以下です。
スパイダーマン:ライフストーリー
アブソリュート・カーネイジ
モービウス
シャン・チー
ファルコン&ウィンター・ソルジャー
サノス・ウィンズ
コズミック・ゴーストライダー:ベイビー・サノス・マスト・ダイ
チャンピオンズ
ホワット・イフ?
ストレンジ・アカデミー:ファースト・クラス
シルバーサーファー/ブラック
スーペリア・フォー・オブ・スパイダーマン
ハウス・オブ・X/パワーズ・オブ・X
※詳しくはこちら
ShoPro Books 2021-2020 アメコミ刊行ラインナップ » ShoProBooks
実写映画、ドラマが控えている数作は当然と言えば当然の邦訳でしょう。
ヴェノム好きとして見逃せない「アブソリュート・カーネイジ」に関しても予想はしていましたが、少し前に邦訳が出版された「ヴェノム・インク」からの流れを結構端折ったなぁと思いました。
「ヴェノム・インク」と「アブソリュート・カーネイジ」の間にはいくつか重要なエピソードがありますし、せめてもう数作邦訳して欲しかったなというのが正直なところです。
ただ、「ヴェノム・インク」の解説書の中身が結構充実していたので「アブソリュート・カーネイジ」も解説書でしっかり補完するんだろうなと思いますし、話が分からなくなるという心配はあまりしてません。
個人的に嬉しかった発表は「ハウス・オブ・X/パワーズ・オブ・X」ですね。
最近はXMEN関連誌の邦訳が少なかった気がしますので。
※特にShoPro Booksからは。
ここに来て話題作でもある上記の邦訳が出るということは、それ以降のXMEN関連誌も邦訳が期待出来そうですね。
ただし、刊行が2022年予定っていう……楽しみにしてます。
■マーベルの邦訳本独占出版について
ヴィレッジブックスがマーベルの邦訳を出せないってことですよね。
出版社が1つに絞られることが良いことなのか悪いことなのかは分かりませんが、ヴィレッジブックスは「シビルウォーをタイイン含め全て邦訳化」という偉業をファンからは高く評価されているようですし、解説書の評判も良いみたいです。
ShoPro Booksはマーベルに力を入れるならとことんやってもらいたいですし、ヴィレッジブックスにはマーベル以外を頑張っていって欲しいです。
アメコミというコンテンツが日本で盛り上がるよう、それぞれを応援したいです。
■電子書籍化について
どこで出すか、でしょうね。
Kindleなのか、それ以外か、はたまた独自で出すのか。
試し読みのキャンペーンは電子書籍化の試験も兼ねていたんじゃないかと勝手に想像してます。
仮に独自でアプリなりサイトなりを作って配信していくのであれば、試し読みのビューアーは使いづらかったので改良してほしいところです。
※ページジャンプやスクロール、拡大機能等追加して欲しいですね。
あと、スマホだと字が小さくて非常に読みづらかったです。
電子版用に文字サイズを調整したものを配信していただければ最高……なんて難しいことも言うだけ言っておきましょう。
何はともあれ、選択肢が増えるのは良いことだと思います。
■ジャンプ+で「デッドプール」連載について
正直、旬は過ぎたのでは? と思います。
実写映画公開当時はネットでも話題になり、それこそ邦訳本も毎月のように出版されるくらいに需要があったのでしょうけど……
これからMCU入りに向けて「デッドプール3」が公開されるとして、再燃の可能性は大いにあり得ますが、「じゃあその時でいいじゃん」と思ったり。
実は未読なのですが、打ち切られた「スパイダーマン偽りの赤」の方がまだ需要ありそうな気がします。
以前、ジャンプとマーベルのコラボで色んなキャラの読み切りが公開されてましたが、デッドプールは余程好評だったのでしょうか……
デッドプール自体は好きなので嬉しいと言えば嬉しいですが、何故という疑問は残ります。
■最後に
なんだかマイナスな意見というか感想が多くなってしまったようにも思いますが、決して批判したいわけではなく期待していると受け取ってもらえると幸いです。
いちアメコミファンとして、アメコミの邦訳本を出版して下さる企業にこれからも感謝と応援をしていきたいです。
ちなみに、今年の東京コミコンも叩かれているようです。
参加料を払って物販に行ったのに後から参加料無しで物販が公開されたり、展示品にゲストが乗ってたり……
東京コミコンと上手く付き合う方法と言えば大袈裟ですが、運営に対して寛容な気持ちで参加しないとやってけないというのは毎年参加している人の中では常識ではないでしょうか。
では何故そうまでして参加するのかと言えば、「そうまでしないと得られないものがある」の一言に尽きます。
※運営は客のこの認識に甘えないで欲しいですが。